ご挨拶

インヴィンシブル投資法人 執行役員
コンソナント・インベストメント・マネジメント株式会社
代表取締役社長

福田直樹

投資主の皆様には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、罹患された方々に謹んでお見舞い申し上げます。

本投資法人の第35期(2020年7月1日~2020年12月31日)(以下「当期」といいます。)の運用状況と決算についてご報告申し上げます。

初回の緊急事態宣言が解除されて迎えた当期は、各ホテルが感染対策を講じて営業する中、国内客による宿泊需要が徐々に戻りはじめ、観光業を支援するために実施された「Go Toトラベル」事業の効果もあり、秋口にかけて地方都市に所在するフルサービス・リゾートタイプのホテルを中心にホテル稼働率が回復しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の「第3波」による感染者数の増加を受け、2020年12月に「Go To トラベル」事業が全国で一斉に停止されるなどの影響により、ホテルの稼働率は再び低下することとなりました。当期全体を通してみれば、ホテルを取り巻く環境は依然として非常に厳しい状況にあり、本投資法人は当期においても、主要なテナント兼ホテルオペレーターである株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメントとの間で大幅な賃料減免を受け入れることを余儀なくされました。

また、ケイマン諸島に所在するホテルについても、同国政府が国外からの観光客の受入れ中止を継続していることから、当期における稼働率は低位で推移しました。

このような厳しい経営環境の中、本投資法人は、当期の最終損益赤字を回避するとともに、財務健全性を強化するため、2020年12月18日付で住居6物件を売却し、売却益約26億円を計上し、譲渡代金のうち100億円を2021年1月に既存借入金の期限前弁済に充当し、有利子負債比率を低下させました。

これらの運用の結果、当期の営業収益は8,340百万円、営業利益は1,690百万円、当期純利益は623百万円(1口当たり102円)となりました。分配金については、厳しい環境にもかかわらずご投資いただいている投資主の皆様に少しでも報いるべく、前期繰越利益を一部取崩し、1口当たり分配金を167円とすることといたしました。

2021年に入り、1月には大都市圏を主な対象とする緊急事態宣言が再発出されたことなど、ホテルセクターにとって厳しい環境が継続していますが、首都圏のみならず、全国における新規感染者数は減少に転じており、また2月17日よりワクチン接種が開始されたことから、コロナ禍も徐々に収束していくことが期待されます。

 なお、本投資法人のもう一つのコアアセットである住居ポートフォリオについては、コロナ禍の影響と考えられる稼働率の若干の低下が見られましたが、相対的には安定した運用が継続できており本投資法人の収益の下支えとなっています。このような住居資産からの安定収益の存在により財務面において有利子負債の利払いなどにおける問題は生じておらず、借入先金融機関との関係も引き続き良好な状況にあります。

 コロナ禍による不透明な状態が続き、投資主の皆様にはご心配をおかけしております。しかしながら、Withコロナの環境下でホテル収益を最大化する取組みを継続するとともに、「サステナビリティ」の向上を重要な経営課題として位置づけ、その取組みの強化を図るなど、新たな経営環境において本投資法人の成長を図る取組みを開始しております。本投資法人及び資産運用会社は、投資主の皆様の利益に資することを第一に、最大限の運用に取り組んでまいる所存です。

投資主の皆様には、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。